高校入試

不合格にならない高校入試 その2

不合格にならない高校入試 その2

昨日の続きです。昨日の記事はこちら

不合格になる人の共通点とは?その2

③ 最後の最後で、油断した。逆に緊張した

実際に、公立高校の試験に関しては、大抵の場合、倍率は2倍以下のところがほとんど。模擬試験で「合格率70~80%以上」であって内申点が足りていれば、ほとんど不合格になることはありません。ですが、中には「90%以上」でも不合格になる場合もあります。

それは「過去3回の模試の傾向が下がり気味である場合」と、本番に「極度に緊張する場合」です。

④ 勉強の方法が間違っていた

 塾に通い始めた人で、よく見受けられるのが間違った(効率の良くない)学習をしている人です。というのは、自分の行くべき学校に対して、必要ない勉強をしていることです。

受験勉強でやっかいなことは、「1・2年生の復習+3年生の勉強」をする必要があり、時間がたくさん必要だということです。イメージでいうと、こんな感じです。

明らかに勉強時間が足りなくなります。また、公立高校に合格するには、「志望校に合わせて、やるべき課題を削る(高校入学後、国公立大学を志望する場合はこの限りではありません)」ということも重要になってきます。

また、勉強する科目の順序も大切です。というのは、科目の特性によって、勉強すれば「すぐに結果の出る科目」と「勉強しても中々結果の出ない科目」があるからです。

ですから、集団塾の一辺倒のカリキュラムではなく、それぞれのお子さんに合わせて、学習を進めるのがベストになります。では、まず何からスタートすべきなのでしょうか?そこで「科目の特性」からお話しをします。

特に注意すべきなのは、「横型学習科目」です。入試においても「鍵」となる科目で、「英語」「数学」です。そのことについて、詳しくお話ししますと、科目は大きく分けて2つのタイプがあります。それは、【縦型学習の科目】【横型学習の科目】の2種類です。それでは、それぞれの科目との

特徴について簡単に説明していきます。

【縦型学習科目】

縦型学習科目とは、前学年の内容との関連が薄い科目です。つまり、「前学年の内容が出来なくても、その学年だけ勉強すれば、点数が取れる」というものです。

例えば社会で、中1では「地理」を、中2で「歴史」を習う場合、「地理」の成績が悪くても、中2になって学習する「歴史」が好きならば、飛躍的に成績が伸びるチャンスがあります。

中1の内容が出来なくても、中2、中3の内容はほぼ独立しているので、中2からでも社会が出来るようになります。実際に私も「地理」が苦手で、80点以上をとったことがありませんでしたが、「歴史」は90点以上で、100点近くの成績でした。(学校によっては、【地理】【歴史】並行型もあるでしょうが、考え方は同じです。)

次に個別指導塾や家庭教師などでよく受講されている【数学】【英語】について、考えてみたいと思います。

【横型学習科目】

横型というのは、「前学年の内容がわかった上で、次の内容が理解できる科目のこと」です。これらの科目は非常にやっかいで、受験生が苦手とするのも、このためです。それでは、この科目の問題点をまとめると、以下のような感じになります。

・ 前学年のことを理解しているという前提で授業が進められている。
・ 前の学年で学んだことを、忘れていると、今のところがわからない!
・ わからなくなると、雪だるま式にわからなくなる。
・ 他人と差が開きやすく、独力では挽回が難しい。

あなたは、不思議に思ったことはありませんか?「なぜ、塾や学校では、算数・数学・英語という科目の授業時間数が多いのだろうか?」と。実は、これらの理由によるのです。まずは、下の図を見てください。

これは、中学で学ぶ【数学】を分野別に書いたものですが、先程の【社会】と比べると、【社会】は縦型のため、他の分野との係わり合いが、少ないのに対して、【数学】については、横型となっているため「前の学年の学習内容が出来ていないと、今の学年のことも理解しにくい。」ということになります。

例えば、方程式の分野で見れば、中1の【一次方程式】が理解できていない生徒は、中2の【連立方程式】では最初は全く解けない可能性が高い。それは、中1の【一次方程式】を土台にしているからです。つまり、

このように学年が上がれば、上がるほど、得点が取りにくくなっていきます。このため、塾でも「数学」「英語」「国語」といった科目を重要視している訳です。

ですから、学校で習った、その時期に、学んだことをマスターしておかないと、

トンでもないことになってしまう

のです。特に数学は、小学校で学んだことも使わないと解けない問題がたくさんあります。

指導現場では、

・ 中学生でも小数点の掛け算の小数点の位置がわからない。
・ 小5で学ぶ割合がわからないため、方程式の文章題が解けない。
・ 小6で習う比がわからないため、理科の化学変化の計算問題などが全く解けない

 などの深刻な問題が起こっています。それでは、このブログをご覧のあなたは、いつから、お子さんの将来のために手を打ってあげますか?(注 受験で失敗するお子さんの90%の保護者の方が、「スタートが遅かった。」と語っています。)

 また、あなたは、お子さんの学習のために具体的に何をされますか?本当にお子さんの将来のために考えていらっしゃるなら、行動は今すぐ!起こされることをお勧めします。お子さんの将来のために、あなたがしてあげられる事はここにあります。

それでは、実際に次に「具体的勉強法」と「不合格にならない勉強法」について考えていきましょう。

公立高校に不合格にならないための合格必勝法とは

それでは公立高校不合格にならないための勉強法についてお話しをしたいと思います。その前にまず「私立高校の入試問題」と「公立高校の入試問題」の違いについて考えていきましょう。そこから、やるべきことが見えてきます。

「私立高校」と「公立高校」の入試問題の違いには大きな特徴があります。

実は、その入試問題の違い・・・・「受験する生徒の学力層」について考えてみたいと思います。

<私立高校入試>

例えば、「偏差値60」の私立高校があったとします。当然、その学校を志望する受験生達は、「偏差値で60前後の学力を持った生徒」が集まってきます。もちろん、もっと偏差値の高い生徒も受験しますし、もっと偏差値の低い生徒も受験しますが、平均すると、偏差値が60前後です。

出題する側は、それに合わせたレベルの入試問題を出題していきます。問題は 公立高校に出題される初歩問題はほとんど出題されず、標準以上の問題となっています。

※私立高校の受験者の学力層は、限られているため、受験者層に合わせた入試問題を作りやすい。〈注:問題の分類については、表の作成上便宜的に分類しています〉

<公立高校入試>

一方公立高校の場合は、受験者層の偏差値のバラつきが、「25~75」という開きがあるのにも関わらず、受験者の全員が同じ問題を解くことになります。ここがポイントです。大切なので、もう一度繰り返しますが、県の受験者の全員が同じ問題を解きます。(※最近は公立TOP 高校の前期試験のようにその高校のオリジナルの問題を追加してくる学校もあります)

つまり、偏差値75の生徒にも、偏差値25の生徒にも対応した問題を作らなければなりません。すると当然ですが、問題に関しては、レベルは次のような問題になります。

※公立高校の場合、すべてのレベルの問題を出題しないといけないので、問題のレベルはバラバラになっている。

具体的な問題の例で見てみますと
超初歩の問題 平成29年3月 群馬県公立高校後期選抜大問1

これは、「偏差値30台の生徒には、最低でも正解して欲しい問題」で、偏差値30の人でも解けるように作られた問題です。(中学1年生の1学期に授業で習います)。

しかし、偏差値 70の人にとってはこの問題レベルでは、考えるほどの問題にすらなりません。まず、 99.9999%間違うことはありませんね。

一方、同じ年には、以下のような問題が出題されています。問題内容を転載しますと、

こういった問題が出題されています。問題文の中に6√3 と出てきていますので中3生でないと解くことはできませんが、糸を巻きつけた時に各辺のどこを糸が巻きついていくかは中1の空間図形の知識で線を引くところまではできます。

前ページの分類で言うと「やや難問」にあたり、こういった問題の出来、不出来が合否を分けます。

地域のTOP 高校に合格したければこの問題は正解しておきたい問題です。

以上のような「私立高校の入試問題」と「公立高校の入試問題」の違いを踏まえた上で具体的勉強法」と「不合格にならない勉強法」について考えていく必要があるのです。

それについてはまた次回。

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