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目標設定

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h2>自分で決めるからこそ、その目標は達成しやすい

4月は新たな門出ということですから、

目標をつくろう! 目標を立てなきゃ!なんて考えている人いますか?

 

自分で決めたからこそ その目標は達成しやすい。

まず そう信じてOKです。

人に言われたもの、決められたものには

真のエネルギーがありませんから。

(1859年「自助論」を出版したサミュエル・スマイルズもそう言います)

 

「決める」ことについての名文を紹介いたします。

高校生は強調構文として訳せるかな?

 

It is in the moment of decision that your destiny is shaped

およその訳は

「決めた瞬間に未来が開かれる」 -Anthony Robbins-

「自分で決める」、それがよいのです。

ですから 勉強を始める前に
今日は何ができるようになるかを書きだすといいですね。

決めた目標に対しキミは確実に近づいているのを日々感じていくことが大事です。

 

人生は あなたが求めた分を与えてくれる。

人にやらされたもの、決めたものからは 真の学びも真の成功も得られません。

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私にも学生時代がありました。

実はキミと同じで(ちがったらゴメンね)

大きな目標を立ててても 毎日それに向かって努力を続けるのは難しいものでした。

 

中高時代は

「数学のテキストを毎日3ページすすめるぞ!」

「赤本を毎日1科目解くぞ!」

「趣味のギターは 毎日練習する!」

などと決めたものですが 三日坊主も多かったですし、せいぜい5日続けるのがやっとです。すぐにさぼってしまいます。

元(もと)の木阿弥(もくあみ)とはこのことです。

 

「そうか、自分が立てた目標自体が間違っているのだ!

「自分の身の丈にあう目標をつくるべきだ!」

そう思って何度も作り直しましたが それでもうまくいきません。

 

そのうちに こう思いました。

「そうか!  何も目標をつくらなくていいんだ!

毎日 与えられた宿題をこなして学校に行っていればいいや」

 

いやあ、決めたときは、それは楽な気持ちになれましたよ。

 

しかし気づくと

今度は「何も努力しない自分」になってしまいました。

何もしない自分。決めた瞬間は本当にラクです。

ただ、大きな不安しか残りませんでした。

まわりにいる「努力する友人」と自分をどんどん比べてしまうのです。

「努力する友人」たちは輝いて見えてしまいます。

そうすると 努力できない自分が嫌いになってしまうのです。

やはり

「目標がまったくない」というのは「幸せ」とは言いづらいと思います。

 

目標をつくることがうまくできないのはなぜ?

夢がないから?希望がないから? やる気がないから?

いろいろ悩みました。

 

とりあえずですが、こう決めました。

「結果を最速で出せること」を目標にしてみよう!

と思考の転換を図りました。



結果が最速で出せるもの。それは 勉強机の「整理整頓」です。

 

やればやるほど、

「絶対に」綺麗になる。

しかも

「すぐに」綺麗という結果を出せる。

「整理整頓」がこの2つの魔法を持っていることに気づきました!

 

この、ちいさなことだけれども最速で結果を出す行動が

次の目標につながったのをよく覚えています。

数学の計算だけやろう、そして1日に5問だけやろう!

英語の教科書を毎日同じページを5回読んでみよう!

 

こういった小さなことであれば、毎日続けられました。

そして小さなことを積み上げていくと、大きなこともできる自分を発見できました。

たとえ小さなことを積み上げていても、ノートには大量のメモ、練習の記録が残されていきますし、気分がよくなるのですね。「もっとやろう!」と思えたのです。

 

脳は勝利を記憶すると次の一歩を踏み出しやすくなります。



私の教え子の中に かつてこんな子がいたのを覚えています。

その塾生には「1日5回英語の教科書を読んでごらん、そうすると、テストのときには30回読んでいることになるからきっと英語ができるようになるよ」と伝えただけでした。彼は 毎日5回音読して「正」の字を書いて記録することが楽しかったようです。

「先生、もっと読んでもいいんですか?」

「いいよ、でも少しずつ増やすんだよ」

そんなやりとりがありました。最終的には 自ら積極的に教科書を読み続けて5000回の音読に達しました。彼は英語の成績が50点行くか行かないかという生徒でしたが、この5000回達成に至るころから劇的にテストでも成功していきました。テストはほぼ満点を獲得するようになりました。もちろんその他の学習もうまく行くようになり、第一志望の学校にも合格しました。

積小為大

あの偉大な 二宮尊徳がいう「積(せき)小為(しょうい)大(だい)」とはこういうことなのかなと振り返ります。

さあ、今は春4月です。

4月はスタートの時期です!

いくら目標をつくっても キミは損をすることがありません。

 

まずはキミにとって本当に小さな目標を創ってみませんか?

これを専門用語でモメンタムと言います。

本当にハードルの低いすぐにできることを目標としてセットします。

毎日できそうな、嫌がらずできそうな、よいことであれば何でもよいです。

私と同じく「身の回りの整理整頓」からでもよいのです。

 

目標に向けて前進しているとき、

キミの心の中に「不安」という感情は存在しません。

飛行機から飛び降りるバラシューターは

飛ぶ前に不安と恐怖を感じますが、

飛んでいる間は感じないのと同じです。

行動に専念しているときの感情は「ない」のです。

 

そして 目標を達成したときに、キミの心に「喜び」の感情が生まれます。

脳は喜びを欲しています。脳は「目標の達成」イコール「喜び」という方程式をインプットし、その繰り返しを求めているのですよ!

 

最後にもう一度言います。

大きな目標は、小さな目標の積み上げの先に必ず存在します。

 

あせらず小さな目標を掲げてほしい、実行してほしい、

それが成功の礎(いしずえ)だと思っています。

あなたならできる
応援しています。

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