こんにちは
高校・大学入試 成績アップナビゲーターの白ひげです。

学習塾と通信教材の長所について考えてみる
目次
今日は、学習塾を選ぶことのメリットについてのお話です。
学年が切り替わるこの時期になると 学習塾の検討を始めるご家庭が多いようです。
・家庭学習だけでは心配。
・客観的に見て、うちの子どもの成績で合格できるのかしら?
・受験に対する情報が少なくて心配
・中学生になって学校の授業についていけるかしら?
・家庭学習を全然しないのだけれど大丈夫?
etc.etc、
保護者の方の心配のタネはつきませんね。
さて、塾の長所は何かというと 最大の長所は、2つあると思います。
塾の長所1
退塾することができる
中学校は、やめることができませんが、
塾はやめることができます。
うちの子に合わないなと感じたら
すぐにでもやめることが来ます。
今は返金保証をつけている塾も多いですから、
少しでも「だめだこりゃ」と感じたなら
遠慮なくお金を返してもらって
その塾を去りましょう。
塾の長所2
担当を選ぶことができる
学校の担任の教師は選ぶことができませんが
塾ならそれができます。
評判の良い先生がいたら、
すぐにでも出かけて行って
その門を叩くべきです。
お子さんにとって良い影響力を発揮してくれる
教師の存在は貴重です。
保護者としてはアンテナを高く張って
影響力の高い講師がどこにいるか絶えず目を光らせておきましょう。
塾の長所その他
・その地域の受験情報に精通している
あなたの住むエリアで長年地域密着型で指導をしている学習塾は
その分、地域の受験情報を豊富に持っているものです。
通信教材では入手できない細かい情報や、
私立高校との事前相談などを
受け持ってくれるような塾が近所にあればその存在は貴重です。

・あなたのお子さんの住むエリアに合わせた教材を選択できる。
市販の教材の最大の弱点は、
全国に住むあなたのお子さんと同じ学年の
子が一般的に使いやすいようにできていることです。
全国で満遍なく家 庭学習ができるように作られているのであって、
あなたのお子さんのた めに作っているわけではありませんし、
あなたのお子さんが受験するエリアのために
研究されているわけでもありません。
全国の都道府県の公立高校の過去問
難易度は県によってまちまち
全国の都道府県の公立高校の過去問を見てみると、
難易度は県によってまちまちで、
記述式問題が
たくさん出題される県にお住まいなのであれば
市販の教材はほとんど役に立ちません。
地域密着型の学習塾
その点、地域密着型の学習塾であれば
長年の研究によりその地域に住む
お子さんが合格しやすいように研究され尽くした教材を用意してくれて
いる場合が多いです。
その地域の受験情報に精通している、
地域に合わせた教材で勉強するとは
具体的にどういうことかというと下の写真をご覧ください。
A県とB県の昨年の公立高校社会科の入試問題の解答用紙の比較

増える文章記述式問題の解答
左と右はA県とB県の昨年の公立高校社会科の入試問題の解答用紙の
比較です。
左のA県と右のB県は公立高校の
入試問題の解答用紙で、
水色で塗りつぶした部分は文章で解答する問題です。
・〜の理由を説明せよ
・〜の目的を簡単に書け
・〜はなぜか、説明せよ といった問題ですね。
左のA県と右のB県では明らかに文章で答える
問題の量が違うことがわかります。
左のA県の問題では、
記号問題はほとんど出題されていなくて、
右のB県では記号で答える問題が大半です。
受験する都道府県によって受験対策は変わる
この二つの都道府県の入試対策をするなら
別の対応が必要であることはもうお分かりでしょう。
左の答案用紙のA県の公立高校を受験するなら、
社会においても文章作成能力を鍛える必要があり
右の答案用紙のB県の公立高校を受験するなら、
正しい答えを選択する能力を鍛える必要があるわけです。
なぜなら、
答えは最初から問題の中に示されているわけで、
特に答えを考えて導き出す必要はないからです。
そして、
左のA県のような、
記述問題をたくさん出題してくる
都道府県は増えており、
熊本県や群馬県ではその傾向が顕著です。
なぜ、文章記述形式の問題が増えているのか?
なぜ、このようなことが起きているのかというと
2020年の大学入試制度改革の影響が大きいのですが
左のA県のタイプの問題の過去問演習や
対策をしようとして文章で答える
いわゆる文章記述問題の対策を行おうとすると、
一人で家庭学習を続けていた場合
対応が困難です。
なぜなら、普通の中学生にとって、
出題者の意図を汲み取って、
問題の要求する答えを文章化できているかどうかを
判断するのは困難だからです。
自分では正解のつもりで答えを書いても
自分では正解のつもりで文章を書いたと思っても、
よく見てみると、
ちょっと答えがずれているなどということはよくあることです。
家庭学習だけで、
合格を勝ち取ろうとするならば、
地域の入試問題をきちんと分析し、
それにあった対策を講じる必要があります。
特に、
数学の証明問題や、
理科や社会の文章記述問題、
国語の要旨要約、
英語の英作文の問題
などはお子さん一人で、
正解しているかどうかを判断するのは
非常に難しいので
講師と生徒との双方向型のやりとりが必要になります。
そういったときに力を発揮するのが
タブレットやPCを使って質問できる環境を整えた
通信講座が力を発揮します。
進研ゼミのタブレット教材や
Z会のAsteriaなどは通信添削や質問対応までしてくれるので
こういった、個々の都道府県の入試問題の対策には便利です。
都道府県別の入試対策なら進研ゼミ
